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スケールの大きさは桁違い 全ロシア展示センター

全ロシア展示センターは、モスクワ市内北東部に237ヘクタール、 東京ドーム約183個分という広大な敷地内に、博物館や展示場などが点在する大展示場公園。 年間の訪問者数は1200~1500万人にも上るモスクワの有名観光地でもある。

 

 

設立70周年を迎え脚光を浴びる

 

 通称ヴェデンハーことVVCは、今年、設立70周年を迎えた。8月1日、 プーチン首相やルシコフ・モスクワ市長などの献辞も受け、盛大な記念式典が執り行われた。

 VVCのシンボルの一つ、彫刻家ムーヒナ作の巨大な立像 「労働者とコルホーズの女性」は、修繕のために長い間解体されていたが、作業もほぼ終わり、今年中にはその威容を再び披露するはずだ。

 VVCは、 海外で開催される万博など国際展示会の実行組織である。2010年に上海で開催される万博のロシア館の運営主体でもある。

 

 

VVCのあゆみ

 

 VVCの誕生は、1935年、スターリンによる 「モスクワで全ソビエト農業博覧会を実施する」という指令が発端。当時この辺りにあったアレクセイエフスキー村の森や畑を開墾し、 1939年に誕生した。当初250の建造物が建てられた。当時、モスクワには業種別の展示場は幾つか設けられていたが、 1959年にこれらをこの地に統合し、 ソビエトの産業の成果を広く誇る「国民経済達成展示場」としてさらに敷地を拡大して生まれ変わった。

 以来、 各産業別展示館、ソビエト連邦の各共和国別の常設展示館など70余の展示館が設けられた。なかでも各共和国別の展示館 (特にウクライナ館、アルメニア館、カレリア館、ウズベキスタン館など)はそれぞれの民族意匠を凝らした建築で、 現在でも来場者が多い。

 ソビエト崩壊後、これら各展示館は事実上の休館状態に陥り、 VVCは経営難を乗り切るために、各館の内部を無数の小規模な小売業者に引き渡し、膨大な数の小売店がひしめいた。しかし、 ロシア経済が落ち着きを取り戻すと共に、小売店は姿を消し、以前の展示館としての機能が取り戻され、マンモスの剥製が展示された 「氷河期博物館」など新しいアトラクションもオープンしている。

 現在、 各種の展示会は国際展示会も含めて年間130件以上実施されるという盛況振りだ。

 VVCはこのほかにも多くの見所に溢れている。 ロシアの歴史と現在を垣間見る場所として一度は訪れてみたい場所だ。